前述したように、LUCAから分岐してきたすべての生命は、様々に多様化しながらも、今も多くの共通物質をつかって生命現象を営んでいます。

これらの共通物質をさらに元素レベルにまで分解してみると、さらに地球と生命の深い関わりを伺い知ることができます。
生物の体の成分のほとんどは実は水分です。水分が70%ほど占めています。ですから、元素で言えば、水を構成する「水素」と「酸素」が、これにあたります。
次に水を抜いた成分を見てみると、「炭素」が最も多く含まれています。

実際、細胞の成分である「タンパク質」「核酸」「脂質」「多糖類」はいずれもその分子構造に炭素鎖が含まれます。
つまり、炭素なくしては、地球上の生物はなりたたないのです。

この「炭素」を使うところに、生命が地球上に繁栄できた最大の理由があります。
地球には炭素が豊富にあります。それは、地球の太陽系における位置にも由来します。
さらに、炭素原子をみると価電子数4、つまり、4つの手をもっていて、これが他の原子とくっついて様々な化合物を作りやすい、という特徴があります。
実際、私たちのまわりにも炭素は様々なかたちで存在していますね。二酸化炭素は気体、ダイヤモンドや炭も個体の炭素化合物です。さらに、炭酸水は液体ですね。
この炭素の変幻自在さが、生命を息づかせ、さらにさまざまに生き抜く多様性をももたらしたのです。

参考

えれきてる
特集1化学進化から全生物の祖先へ〜好熱菌誕生への道のり
(3)どこにでも豊富にある炭素を使う
(http://www.toshiba.co.jp/elekitel/special/2010/19/sp_01_c.htm)

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