日本での食事バランスガイドに先駆けて、食事に関する指標の作成は海外では早くから取り組まれていました。

ノルウェーでは、1950年以降、食事と心臓疾患の関係が明らかとなり、1963年公式の報告が出され、1970年代から健康部局、農業部局等関係機関が協力体制を組んで推進した結果、1970年代後半を境に心臓疾患による死亡率が低下するという結果を得ています。

これに続き、1977年、アメリカでは有名な「マクガバンレポート」が発表され、食生活の改善に、国策として取り組みはじめます。1980年にはNutrition and Your Health: Dietary Guidelines for Americans「アメリカ人のための食事指針」が示されます。この指針は5年ごとに見直しが行われ、現在用いられているのは2010年に発表された第6版です。

このような国を挙げての健康への取り組みは各国で行われるようになり、日本でも1985年、当時の厚生省によって、「健康づくりのための食生活指針」が策定されました。現在では、「食事バランスガイド」を用い、食事に組み込む食材のバランスも含めて指導が行われています。

2003年、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)によって報告された「食事、栄養と生活習慣病の予防」(Diet, Nutrition and the Prevention of Chronic Diseases) では、栄養摂取目標の範囲値が示されています。

このような政策による効果から、1965年以降、先進国では軒並み、平均寿命を延ばし続けています。

参考
厚生労働省 3 平均寿命の国際比較
図3 主な諸外国の平均寿命の年次推移(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/images/zu03.gif)
(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/03.html)

農林水産省 我が国の食生活の現状と食育の推進について(H16.9.16企画部会資料)
(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/12/dl/s1224-12p.pdf)
資料:並木正吉著「欧米諸国の栄養政策」から作成

農林水産省 世界のフードガイド
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/12/dl/s1224-12r.pdf

http://ja.wikipedia.org/wiki/食生活指針

Dietary Guidelines for Americans 2010
http://www.cnpp.usda.gov/publications/dietaryguidelines/2010/policydoc/policydoc.pdf

http://ja.wikipedia.org/wiki/ヘルシーフードピラミッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/食事バランスガイド