巨大化する農業経営により、安定した収穫が期待できるようになった一方で、その収穫を確保するには農薬の撒布が必須となってきました。すると、農薬による環境汚染の問題が大きくなってきたのです。
1962年、アメリカの生物学者レイチェル・カーソンによって発表された「沈黙の春」は、農薬で利用されているDDTなどの化学物質の危険性を取り上げ、注目されました。

その中で、次に期待されたのは、バイオテクノロジーでした。
目覚ましい化学分野の発展とともに、生物のしくみに関する探求もすすみ、1953年にはワトソンとクリックによってDNAの二重螺旋構造が発表されます。遺伝子の存在としくみが解明され、以降、20世紀はまさにバイオテクノロジーの時代となります。
その後、さらに遺伝子研究も進み、よりよい品種を生み出す研究も盛んになりました。
遺伝子操作においては、倫理的問題をはじめ、さまざまな問題が現在も提起されていますが、これにより病害虫に強い品種の開発により、農薬散布の手間と、それによる環境汚染を減らすこともできるようにもなりました。


参考
北海道環境財団「はじめよう!環境学習」
(http://www.heco-spc.or.jp/ecokids2/03_02.html)

http://ja.wikipedia.org/wiki/レイチェル・カーソン