人間の活動が地球環境に大きな影響を与えるようになり、科学者や研究者の中には、警鐘をならす人たちも多くなりました。1970年代に国連人間環境会議のアドバイザーを務めたルネ・デュボス氏が呼びかけた、という「Think Globally, Act Locally.」というスローガンは、今、まさに地球上にいる私たちひとりひとりが心にとめておくべきものとなりました。

地球をひとつの環境として、国を越えての取り組みは、当初、足並みが揃いませんでしたが、絶滅してゆく多くの生物、そして、格段に増え、巨大化する災害によって失って来た多くの人命によって、今、私たちは、進む地球環境の変動を、我が事として捕らえなければならなくなりました。
多くの国で、いかに化石燃料に頼らず、かつ未来もずっと人類がこの地球で生きて行けるようにするにはどうすればいいのか、それぞれの国ができることから始めようとしています。

中国では、森林を失った山に植林をする取り組みがなされ、山のもつ保水能力がすこし改善されて、洪水が緩和されはじめた地域があります。
また、熱帯雨林の減少が問題になっていたブラジルでは、このジャングルの木々の成長に応じて計画的に収穫を得ることで、環境の保全と農業を同時に行おうとする「アグロフォレストリー」と呼ばれる活動も行われはじめています。この運動を支えるため、遠く離れた国でも、積極的にこうした農法による農作物を購入し、ジャングルを維持し、二酸化炭素削減に繋げようとする動きも出て来ています。

ヨーロッパでは自転車の利用を推奨することで、自動車の利用を減らし、排ガスを減らそうとしている国があります。また、化石燃料ではなく、ゴミで出た熱で厳しい冬でも温かい生活ができるよう工夫している国もあります。

日本では、3R運動といってReduce Reuse Recicle、すなわち、包装など不要な際は受け取らず、まだ使えるものはすぐ捨てない、また資源を大切にすることを柱とした個々でのエコ活動を推進しています。



参考:http://nationalgeographic.jp/nng/sp/inochi/message5_2.shtml
   ナショナルジオグラフィック 福岡伸一氏インタビュー

   http://socialdesignlab.sblo.jp/article/94879966.html
   早稲田大学 早田宰 研究室 ホームページ

   http://www.jst.go.jp/lcs/scenario/towardslcs.html
   独立行政法人 科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター「低炭素社会に向けて」

   NHK放送「アマゾンを救う“森”づくり〜日本人移民の挑戦〜」