恒星は誕生した後、その成分による反応が続く間は星としてあり続けますが、反応がひととおり終わると、やがて消え行く運命にあります。大きな恒星がその命を終えるときは、超新星爆発という爆発を起こして、終わって行きます。また、小さな恒星が終わるときは、赤く大きくなった(1)後、ガスを吹き出し、その後、小さく白く(2)縮まってしまう、とされています。

宇宙のはじまりのころは、大きな恒星が誕生した、と考えられ、したがって、星が終わっていくときには、超新星爆発をして星のなかにあったものをまき散らしていったことでしょう。

恒星は、その内部で作り出した成分を、活動の過程で放出したり、最後の活動である超新星爆発によって飛び散らせていきます。
まき散らされた成分は、また新たにガスやチリ(3)となり、新たな宇宙の成分として漂ったかもしれません。
また、爆発で出た力も作用して、宇宙空間では、また新たな星の生成のきっかけとなっていったことでしょう。

星の死は、新たな星の誕生に繋がっているのです。

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた超新星残骸(おうし座のかに星雲) NASAESA, J. Hester and A. Loll (Arizona State University)

夜空に輝く星々をよく見ると、みなそれぞれに大きさも色も異なることがわかりますね。
実は星の色を分析すると、その星を構成する成分がわかり、また、その成分によっては、その星が古い時代のものなのか、新しい時代のものなのか(4)も、ある程度知ることができます。

星々の営みとは、すなわち宇宙に浮かぶ物質同士の作用の姿そのものなのです。宇宙では、この営みが繰り返され、これによって、また多くの新たな物質が生み出されて来たのです。




※(1)赤色巨星
※(2)白色矮星
※(3)ここでは、水素やヘリウムなど気体でいる成分をガス、炭素など個体でいる成分をチリ、としています。
※(4)宇宙のはじめのころは、水素とヘリウムだけだったので、この成分だけでできている星は古い時代にできた星だといえます。また重い元素を含む星ほど、新しい時代に生まれたと言えます。
段階としては、最初のころの宇宙を第一世代とよび、第4世代まであります。

参考:NHK高校講座 地学基礎(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigakukiso/archive/chapter002.html)